築地に新もののアユが初入荷しました [その他養殖魚(アユ)]
今シーズンのアユの出荷が早々にスタートしました。
1日、東京の築地市場に愛知県から新もののアユが入荷、それ以降連日3ケース(1ケース約10キロ)のペースで入荷しております。まだ、寒さも厳しい中で、シーズンには程遠いのですが、これには訳があります。養殖アユの販売で主力となるのがスーパー・量販店なのですが、そうした売り先にはいきなり「アユを…」と言ってもすぐには売ってくれません。4月中旬以降から本格化するシーズンの前に、少しずつその姿を見せて「慣れて」いってもらわないといけない事情もあります。
かといっていきなり大量に出荷しても、まだオフシーズンですし、築地でも鍋物商材を販売しているような段階では相場を下げるだけになります。生産者も少しずつ、様子を見ながら相場を崩さないように出荷していくことになります。昨年は厳しい消費背景の中で、生産者にとって大赤字となってしまったシーズンでしたが、そうならないよう、安定した相場のシーズンになるよう願いたいところです。