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美味!!「鯉」メニューのお店⑧〈2016年6月25日号掲載〉 [鯉シリーズ]


茨城県潮来市
割烹旅館「銚子屋」

メインは「鯉のあらい」と「旨煮」           昔から冠婚葬祭には鯉!

鯉」メニューを提供しているお店を紹介する「美味!!『鯉』メニューのお店」シリーズ。今回は茨城県潮来市にある割烹旅館「銚子屋」を訪ねた。これまでは鯉料理を提供する飲食店を紹介してきたが、宿泊施設を取り上げるのは今回が初めて。
「銚子屋」は茨城県潮来市を流れる常陸利根川の川沿い、水郷国定公園特別指定地域の真中に位置し、目の前には国内第二位の面積を誇る霞ヶ浦が広がる。遠方には筑波山が浮かび、特に秋と冬には日本一の山・富士山も同時に望むことができるほか、湖上の彼方に沈む夕日も絶景と、数々の魅力ある景色が楽しめるロケーションが魅力だ。常陸利根川を南側に越えると千葉県香取市になる。

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「銚子屋」の外観と、ゆったり広々した団体客用の部屋「紫峰」

女将の小林恭子さんは5代目で、元々は米屋からスタートしたという。
「潮来にはその昔、この周辺で獲れた米を船で利根川を渡って江戸まで運搬する商人がたくさんいました。その商人が利用できるようにと宿泊施設にしたようです」。
小林さんは丁寧に説明してくれた。5月28日~6月26日までの1ヶ月間は「水郷潮来あやめまつり」が開催され、観光客を中心に最も賑わう時期となる。取材に訪れた際もちょうど開催真っ只中で、予約していた団体客が続々と来館していた。普段は比較的年配の宿泊客が同窓会で利用することが多い。

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「鯉のあらい」

「霞ヶ浦はコイはもちろんですが、エビやワカサギ、白魚などたくさんの魚が獲れます。新鮮な川魚料理をぜひ味わっていただきたいですね」。
提供される川魚料理は「鯉のあらい」と「鯉の旨煮」がメイン。かつては霞ヶ浦で獲れる天然の鯉を使用していたが、平成15年にKHVが発生して以来、霞ヶ浦周辺で養殖される鯉に切り替えている。旨煮はその大きさとふっくらした食感が自慢。栄養価も豊富で地元民や観光客に愛されていることなどから、経済産業省が主催する、外国人誘致や特産品の海外販路の開拓を目的とした「NIPPON QUEST AWARD」で、雑誌『LOCATION JAPAN』の特別賞を受賞した。

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「鯉の旨煮」

また、オリジナルの「うなぎの佃煮」も新しく開発。三時間かけてじっくりとうなぎを煮込み、うなぎの風味を生かしてふっくらと上品に仕上げているのが特長でリピーターが続出し、全国から取り寄せの注文が相次いでいる。

一方で、鯉の消費に関しては「潮来では冠婚葬祭には必ず鯉が出ますが、やはり昔と比べて減っています。特に若いお客様は川魚を敬遠する傾向にあります」と、伸び悩みを感じている。ただ、それでも「やはり当館は鯉が看板です。ここでしか味わえない料理として旨煮もあらいもご提供していますので、今後も継承していきます」と、伝統の味の大切さも強調する。

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「うなぎとわかさぎの佃煮」

「鯉料理をアレンジして潮来の町を活性化させようという取り組みも行っています。それが広がれば若い世代にも受けるかもしれませんね。料理・景観の良さ・接客の三つが揃わなければお客様にお越しいただけません。最近は中国や香港からのお客様も増えていますが、外国のお客様に私たちの接客が通じるのは嬉しいことです。リピーターのお客様も多いですが、そうしたお客様から『また来たよ』という声が聞けるようなおもてなしを心がけています」。
小林さんは明るく笑顔で語った。

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女将の小林恭子さん

「割烹旅館 銚子屋」
〒311-2437 茨城県潮来市永山2614
電話:0299-64-6111 年中無休
チェックイン:15時(最終22時) チェックアウト:10時

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