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美味!!「鯉」メニューのお店33〈2017年5月25日号掲載〉 [鯉シリーズ]


さいたま市南区 うなぎ・川魚料理「幸楽園」

「鯉こく」を楽しみに来店されるお客様少なくない

埼玉県内では昔から川魚文化が発達し、さいたま市内にもその名残で今も多くのうなぎ屋が点在している。南区の閑静な住宅街に店を構える「幸楽園」もそのひとつ。
「幸楽園」は昭和5年創業。高台に面していて眺めがよく、眼下に広がる上谷沼調節池はかつて広大な沼地帯で川魚が生息していたため、利用客に鰻や鯉などを提供するようになった。

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「幸楽園」の外観。創業は昭和5年

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大人数も利用できるテーブル席

鯉料理は「鯉の洗」と「鯉こく」を提供。取材に応じてくれた大高立之専務取締役は「5時間煮込むことで骨まで食べられるようにしています。『鯉こく』を楽しみにご来店されるお客様も多いので、きちんとしたものを出したいですね」と料理のこだわりについて話すほか、「年配のお客様も多いですが、若いお客様も注文されます。埼玉県では川魚文化が根付いているため、お客様も鯉に食べ慣れているのでしょう。鰻屋が多いこともあり、『うなぎを食べるならこの店』と自分のお店を決めているお客様が多いです」と、消費も特に落ち込んではいない。

コース料理にも必ず鯉料理が入るが、初めて食べた利用客でも「こんなに美味しいんだ」と好感触を示すという。

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「鯉のあらい」(上)と「鯉こく」

また、うな重は「大鰻重」「二段重」「特上」「松重」の4品を提供。売れ筋商品は「特上」だが、1尾をそのまま使用した「大鰻重」も人気が高い。
「やはり鰻を食べる頻度は決して多くないため、『せっかく食べるんだから』と『大鰻重』をご注文されるお客様も多いです。数年前にTV番組で紹介された際には大変な反響でした」。

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「うな重」特上

一方で、大高専務は「私以外にもう一人職人がいますが、若い人材が少ないのが現状です」と、喫緊の課題である職人不足の問題にも言及。その原因について「職人を目指す学生たちにとって、うなぎ業界が魅力ある職場に写っていないのだと思います。彼らにとって〝うなぎ業界〟がどういうものか、想像できないのではないでしょうか。調理講習会などの場がもっと広がってほしいですね」と話す。うなぎ業界を少しでも働きやすい場所にしていくことが必要だろう。

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「鯉こく」は5時間じっくりと煮込む

大高専務自身、35歳でこの業界に転職した経験を持ち、「お客様を逃さなかったからこそ今まで続けることができました。基本に忠実な料理をお出し続けてきたことが大きいと思います」と振り返る。

「お客様は満足してくれたからこそ、改めて足を運んでくださいます。お客様は特に変化は求めていません。当店に『鰻重』や『鯉の洗』『鯉こく』を食べにご来店くださるのですから、大切なのは引き続き基本に忠実なメニューをご提供し続けることではないでしょうか。いかに多くのお客様にリピーターになっていただくか、それを考えるのも私たちの仕事だと思います」。

利用客に満足してもらうには、基本に忠実という姿勢を崩してはならない。

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大高 立之専務取締役

「幸楽園」
〒336-0015 さいたま市南区太田窪2235
TEL:048-882-2909


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