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中国70トン近づく!! シラス池入れ量 [本紙記事/速報]

『日本は28トンで打切り』
〜あとは夏場からの鰻価の安定対策を〜

 日本国内のシラスうなぎ池入れ総量は28トンまで伸びた感じだ。4月に入って周年養殖組の2〜3回目の残り分池入れと、クロコ養殖分を含めたもの。現在、操業が続いているのは四国徳島県と関東以北常磐の一部で、たいした漁になっていないようだ。一方、後半戦の漁展開が続く大陸中国は、上海周辺中心に江蘇省、淅江省それに広東省、福建省の一部で採捕が続いている。が、関係者の話だと「全土含めて1日あたり500kg前後(200〜300万尾)で多くも少なくもない。流通価格は1尾2.20〜2.30元(1元日本約14.69円、5,000尾換算16万5,000円)で前週と変わらない。この結果、大陸の池入れ総量は限りなく70トンに近くなってきている。また、輸入ものだよりの台湾は、この1週間で香港経由もの約1トンが入ったようで1尾9.30〜9.40元(1元日本約3.64円、5,000尾換算16万9,000円)と、大陸同様に変化はない。池入れ総量は23トンに近いものとなった。また韓国は、自国の採捕分の池入れが続いており、これまでの輸入もの含めて15トン(内訳輸入もの9.1トン、自国もの5.9トン)近くなっている。1尾340〜350ウォン(100ウォン約12.04円、5,000尾換算21万3,000円)。今後は漁期を残す大陸中国があとどの位の採捕量があるか注目するところだ。が、1日あたりの採捕水準は、今のところそう落ちるとは言えず、最終的に70トンを軽くオーバーするんではないかとみたい」とそれぞれ分析する。

 いずれにしても、各国合わせて140トンの大量池入れが現実のものとなりつつある。日本は無論のこと中国、台湾、韓国にしても重油のあとの飼料価格の値上がりと養鰻コストを圧迫しているのは事実。それだけに、これから開催される中国そして台湾との国際会議で、夏場を含めた以降の活鰻需給による相場安定について、互いに腹蔵のない意見を出し合って安定策を討議すべきではないか。もう時間がなく日本国内でも各界ともに歩み寄って良策をまとめる必要がある。


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