今週のチラシ

　春らしい陽気となった今週のスーパーのチラシは全て中国産となっていた。イトーヨーカドーは「うな重（中国産使用）」650円、東武ストアは「うなぎ長焼」（中国産）1尾399円、ベルクは「ウナギ蒲焼（大）」1尾498円、「ウナギ串蒲焼」1串248円でいずれも中国産。いなげやは「うなぎ蒲焼」（中国産）2串580円、オオゼキは「うなぎ長焼」（中国産）1尾398円となっており、スーパーのチラシは中国産一色だった。
　唯一、百貨店で伊勢丹ないに出店している魚勢が「愛知県産うなぎ蒲焼」（1串約110g）2串1260円を販売していた。チラシの写真から見るとポン半串を販売しているようだが、国産のポン半110gで2串としては値頃感のある売価設定となっていた。
　また、スーパーでは相変わらず1串198円（写真左下）のように格安での特売が行われている。消費の冷え込みが顕著となる中で、末端もこうした売り方に固執しているものの、荷物そのものがどこまで続くのか、悲観的にならざるを得ない。これからウナギ蒲焼の販売も本格化する中で、こうした格安での販売は徐々に影を潜めていくものと予想される。
　なお、多くのスーパーが「春のお彼岸」を謳った売り場を作っており、大人数用のセット商品をアピールしていた。ひな祭りが終わってしまい、花見にはまだ早すぎるため、「春の彼岸」を大きく取り上げたと言えそうだ。
　これから桜の開花が徐々に始ま中で、来週からいよいよお花見シーズンがスタートする。通常のウナギ蒲焼以外にも惣菜コーナーでの「ウナギ弁当」関連の商品も品揃えに加わると予想される中で、「うな重」「うなぎまぶし」等がチラシにも登場することになりそうだ。