ウナギでもキャッチ＆リリースを!!

　本日、築地市場を回っておりましたら、仲卸の小林川魚さんで利根川産の天然ウナギを見つけました。

　今年豊漁だということは聞いていましたが、立てザルの中には予想以上に大量の天然ウナギが入っており、改めて豊漁であることを感じました。利根川以外でも浜名湖やその他の河川・湖沼でも天然ウナギが良く捕れているそうです。物量そのものが少ないので、その多さを実感することは難しいのですが、市場にまでこれだけ出てきているのであれば、相当の量がとれているといえるでしょうね。

　しかし、小林雅之社長によると「需要のある太いウナギ」だけでなく、「売り先のない細いサイズのウナギ」まで出荷されてくるとのこと。漁師さん達も生活があるのでしょうが、こうした細いサイズは天然資源のあり方を考えると、出来れば出荷しないで、とったその場でリリースして欲しいですね。売りづらいサイズを無理に販売しても安く叩かれてしまいますから、川に放してもっと大きくなるまで待ってみましょうよ。産卵場で捕獲された親ウナギも河川由来の親が混じっていたようですし、川から産卵場まで帰っていく可能性も考えると、無理してとることは良くないですね〜。
［写真は築地市場にて。入荷した天然ウナギを持つ小林雅之社長］