SSブログ

昭和6年初出のうなぎ“ホラー”小説! [番外編・編集後記]

「うなぎと言えば、この人の小説『鰻に呪われた男』が思い浮かぶ」—。

「うなぎ鬼」という本の解説に書いてあった書物『鷲—新装版—』(著者:岡本綺堂(1872~1939)光文社文庫、文庫、309頁、580円[税込])を早速、購入した。
DSC00986.JPG


 





 

 これは、怪談コレクションで『鰻に呪われた男』が収録されている。そもそも初出は昭和6年だから、驚きだ!自分はもとより、親父も生まれていない時代に、すでに鰻を題材にした怪談が書かれていた事に感激した。


さらっと読むつもりが、思わずのめり込んでしまった。

『おそらく鰻でしたろう・・・ちょっとあたりを見かえって、たちまちに生きたままでむしゃむしゃと食べてしまったのです』

↑もう、これだけで先の展開が気になってしまいます。

是非、貴重なうなぎ怪談、目を通してみてください。うだるような暑さに丁度、良いかもしれませんね。


 ちなみに著者の故岡本綺堂さん(1872.11.15~1939.3.1)はイギリス公使館に勤めていた元徳川家御家人、敬之助の長男として東京・高輪に生まれる。1890年に東京日日新聞に入社、以来、中央新聞社、絵入日報社などをへて、24年間を新聞記者として過ごした。その後は、劇作家、小説家にー。
DSC00987.JPG






nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。