［追記4/14］うなネットの世話人代表の阿部英之氏からのメールです

！［４／１４追記］！
うなネットの代表から新たにメールをいただき、現時点では”被災地へ行く方向で考えている”との事ですが、"急な変更も有り得る"ともしており、引き続き、先行きを見守りたいところです。また新たな情報が入り次第、ブログ上で報告致します。

！［４／１１追記］！
７日、そして１１日の大きな余震から、４月２８日の春の土用丑の日に合わせ、宮城県石巻市の被災地におけるうなぎ弁当の配布は見合わせるようです。



うなネットの世話人代表の阿部英之氏（「竹亭」専務／宮城県仙台市）から７日、義援金に対する御礼のメールをいただきました。

義援金の有効な活用については“春の土用丑の日”（４／２８）に合わせ、うなネットの仙台メンバー（うな貴、大観楼、竹亭、いわま亭、開盛庵）で津波被害が甚大だった石巻市に訪れ、計１０００個のうなぎ弁当を避難所や商店街の方々に届け、残った御金は被害の程度により、門馬うなぎ店さん含め、分配する事を決定したようです（一両日中に弊社より義援金を振込予定）。また、当日についてはお手伝出来る方を募集したい、との事です。

うなネットの阿部氏は「先の長い暗いトンネルにはまっており、不安だらけですが少しでも前に進んでいけるよう、生かされている事に感謝したい」と今の心情を語っています。


こちらがいただいたメールです↓

いつも大変お世話になっております。
竹亭　阿部英之です。

この度は震災の義援金を募って頂き有難うございます。しかも驚くほどの多額の金額に、ただただ驚きと感謝の念に堪えません。うなネット(宮城)代表と致しまして皆様に深く感謝申し上げます。


昨日うなネット仙台メンバー５名（竹亭、大観楼、うな貴、いわま亭、開盛庵）と、この義援金の有効な使い道について話し合いました。仙台も勿論被災地で、多少の差はあれ被害が出ております。但し報道でもお分かりの通り沿岸部は、さらに津波の被害が甚大で石巻のうなネットメンバー（八幡家、滝川）の二人もかなりのダメージがあります。


私も昨日励ましに行ってきましたが、町は瓦礫の山、店舗１階部分はヘドロがつもって、ボランティアの方々の助けを借りてひたすら除去作業をしておりました。かろうじて水は出ておりましたが、電気、ガスは当分復旧までに時間がかかるそうです。

そんな石巻の皆さんを元気づける為に、仙台のメンバーで鰻弁当を配りたいと思います。残った御金は被害の程度により門馬うなぎ店さんを含め分配させて頂こうかと思っております。


日程は「春の土用丑の日」（４月２８日）にあわせ各店舗２００個ずつ、５店舗で１０００個、避難所や商店街の方々にお届けしようと思います。元気の源である鰻を食べて、復興に少しでもお役にたてるよう望んでおります。我々が元気に頑張っている姿も業界の皆様に知ってもらいたいですし。



また、自力で移動手段を確保できる方で、当日お手伝い頂ける方に参加して頂けると大変助かります。当日の現地の復旧状況がどの程度整っているか分かりませんが報道ではなく、この惨状をリアルに見ることは鰻業界はもとより日本の未来をどうしていかなくてはならないか考えさせられる貴重な体験にもなると思います。
※私どもも現地に入ります


私の個人的な意見では、鰻業界の方々にも（生産者、問屋、加工、輸入、研究者、蒲焼店等）来て頂いて、一緒に汗をかいて頂き、現状を把握して頂きたいと思っております。



業界の悪い流れを変える良いチャンスなのかもしれません。我々被災者は今、業界に発信する権利があると思います。



各業界がそれぞれもがいても、どうなるものでのありません。ましてや、個人の蒲焼店などはたとえ被災していなくても、その後の経済状況や原価高により廃業に追い込まれるところも出てくると思います。


今こそ皆で知恵を出し合ってこの困難を乗り切らなければならないのかなと思います。


「うなネット」はまさにそういう意味合いが元々ありましたので被災地から何かメッセージを発信できないかと思っております。皆様に御知恵をお借りしたいと思いますので紙面で紹介して頂ければ幸いです。


弊社も本店は未だ修繕工事の見積もりすら上がらず先の長い暗いトンネルにはまっており不安だらけですが、少しでも前に進んでいけるよう、生かされている事に感謝して一生懸命に生き抜いていくことを心に強く誓っております。今後とも御支援、御協力賜りますようよろしくお願い致します。

以上、阿部氏からのメールでした





［お問い合わせ］
うなネット宮城代表／竹亭　阿部英之
メールアドレス：[e-mail]