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鹿児島県、ウナギ採補禁止へ(10〜12月) [本紙記事/速報]

近年のシラスウナギ不漁、そして今月1日には環境省による “ニホンウナギ絶滅危惧種指定”のニュースが業界を駆け巡るなど、ウナギ資源保護の機運は昨今、益々高まりを見せている。

既に全国第2位の養鰻生産量を誇る愛知県が昨年10月、シラスウナギ漁の採補期間縮減、そして下りウナギ漁獲の自粛を発表した他、同3位の宮崎県がパブリックコメントを経て毎年10月から12月までの3ヶ月間、全長25センチを超えるウナギの採補を原則禁止する方針(適用は2015年まで)を打ち出している。

そのなかで、国内トップの養鰻生産量を誇る鹿児島県でもついにウナギ資源保護へ向けて一歩を踏み出した。資源保護に対する内容は宮崎県と同様に、毎年10月1日から12月31日までの3ヶ月間(適用は2015年まで)、県内全域の河川を対象に、全長21センチを超えるウナギの採補を原則禁止するもの(※全長21センチ以下のウナギの採補は県内水面漁業調整規則第26条及び県漁業調整規則第36条により、既に禁止されている)で、県内水面漁場管理委員会がこのたび、打ち出した。鹿児島の場合、海に下ったウナギの保護を図るため、海面(鹿児島海区、及び熊毛海区)でも同様の規制を検討している。

なお県水産振興課・漁業調整係は「パブリックコメントの募集を経て、4、5月ぐらいには正式に適用を開始する見通し」と話している。

ウナギの主要産地で、全養鰻生産量の80%以上を占める鹿児島、宮崎、愛知の三県が、こうした“ウナギ資源管理”の動きを具体化した事で、資源保護へ向けた動きはより大きな広がりを見せていきそうだ。

[問い合わせ]
鹿児島県商工労働水産部水産振興課・漁業調整係
▼ TEL099−286−3428

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