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日本、シラスウナギ池入れすでに2311㎏ 〜国内外シラスうなぎ情報〜 [本紙記事/速報]


日本国内のシラスウナギ漁は昨晩、徳島県、21日から鹿児島、高知の両県の解禁(*)で大どころが出揃ううえに各地とも年末そして年明けが好潮回り(闇の大潮1月1日)となるので最大のヤマ場をむかえそうだーというのが関係者の一致した見解。

すでに始まっている関東、東海の千葉、茨城県の利根川と九十九里他、静岡県の浜名湖、天竜川、九州の宮崎県の大淀川、一ノ瀬川他の漁模様は出足のよい海外の台湾、中国と異なり依然まとまった様子が聞かれない。関係者は「12月1日の解禁時が、闇の大潮にあたり、それなりに期待感を持った。

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が、全くといってよいほど各地採れなかった。関東の利根川が“らしい”採れがーと思われたものの続かなかった。海外とくに、中国がここに来て一日で200〜300㎏採捕をみせているだけに、日本国内も、この下旬から正月明けの大潮を含めた好潮回りで、その遅れを取り返せるんではないかーと各浜の採捕業者は期待をふくらませている。当然ながら、養殖業者間はそれ以上に…といえる」と分析する。

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こうした日本国内のシラスウナギ漁とは裏腹に台湾、中国それぞれの漁の出足が順調かつ好漁に恵まれており、本紙の複数の業者による聞き取りだと、台湾で約3500㎏強、中国1500㎏越え│と、不漁だった前年同期の23.8倍(〈注〉昨年の12月15日現在の本紙聞き取り数量は合わせて210㎏前後)の超好水準な漁模様となっている。

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こうした海外のシラスウナギ好漁から日本国内のシラスウナギ池入れ量(別表)も、早くも2300㎏を越え、値頃感さえ出れば“年内に国産を含めて5000㎏以上になるんではないか”(扱い筋談)という勢いにある。この要因には、やはり池入れ価格が前年度平均250万円(本紙推定)以上だったものが、こなれていることによるといえる。これに日本国内のシラスウナギ漁が本格化するであろう年末から年始の漁如何によっては、さらに養殖業界に追い風となることは疑いないといえる。

(*)今後の主要各県の年内の解禁日は、三重県12/15〜4/30、徳島県12/15〜4/15(外面)、同12/15〜4/30(内水面)、愛知県12/16〜4/30、高知県12/21〜3/15、鹿児島県12/21〜3/31。

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