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シラスうなぎ漁は!?  すでに5.5〜6.0トン池入れ!! [本紙記事/速報]

『輸入ものの増強で相場一気に下がる!!国内は年末年始“豊漁濃厚”』

 昨年の不漁の出足とは一変して、シラスうなぎ採捕各地が順調な採捕の展開をくりひろげている。それに、値頃感のある輸入ものの増強で池入れ総量は21日現在で、本紙推定5.5〜6.0トン台に入ったものといえる。(昨年の12月24日現在推定2.0トン)。12月1日解禁前後から日本国内の主要採捕地域の漁模様は、例年にない採れが続いた。とくに、再三掲載のように九州の宮崎県、四国高知県、浜名湖、天竜有する静岡県、神奈川県の湘南そして千葉、茨城県の利根川、九十九里方面がいずれも多穫を続けてきた。

 が、さすがに先週後半からは、潮変わり含めて採捕水準が落ちている。しかし、幸いにもかわって台湾が好漁(連日100-300キロの多穫)に恵まれたこともあり、池入れの大半を輸入もので補え、池入れ価格も、前週までの55〜58万円から、50万円前後まで下げてきている。

 だが、すでに6.0トン近い池入れにもかかわらず、下げきれない要因について関係者は「扱い問屋の高値在庫と、各地の公定?相場がなかなか下がらないことが大きい。それに輸入ものが値頃にあるものの歩留まりの悪さが云々(とくに中国産は現地での採捕後の立て込み技術が不十分でか、歩留まりが悪評)され、池入れが進んでいなかったことも見逃せない。が、台湾産はキロ当たり5,500尾/キロ位で歩留まりもまずまずで日本産と遜色がないことで、先週から引き合いは一段と強まりドンドンという感じですい込まれている。これらが、今、最も池入れされているシラスだといえるし、50万円台だった価格が、それを大きく割る価格帯で取引されていることにあると思う」としている。
  
 いずれにしても、12月の解禁後は日本各地の採捕展開それに輸入先国の台湾、さらに中国の採捕状況などをふまえると、本紙で強調してきている“年末から年始”の日本シラスうなぎ採捕水準は、今期最高の展開が予測される。久方ぶりの“豊漁”予想をする本紙だが、各産地ともその対応をしっかりとし、納得のいける形で流通そして池入れすることを期待したい。


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うなぎいぬ

的確な海外情報。参考になります。
by うなぎいぬ (2005-12-23 11:53) 

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