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蓮水鏡 資源収奪戦争 (本紙05.11.5掲載) [大高未貴/蓮水鏡]


<大高未貴/ジャーナリスト[HP:http://www.pet.gr.jp/~miki/]>

 21世紀の国際紛争は資源収奪戦争であり、最終的にはアメリカVS中国の覇権争いとなるだろう。中国は日本の国連常任理事国入りを阻止しながら、一方で資源獲得に躍起になり、ベネズエラといった南米諸国のみならず、アフリカや中央アジアまで石油利権を獲得した。こういった資源収奪戦争に日本のような紳士的な国は出る幕がない。何故なら資源を有する国は、発展途上国や独裁国家に多く、そういった国に入り込むには「金と軍事力」2つの力をたくみに使いこなすヤクザのような手腕が必要だからだ。先日の中国の有人ロケット宇宙探索も軍事目的であることは明らかだ。何故なら「神舟」ロケットには乗組員しか保険がかけられていなかった。機体に保険をかけないのは軍事機密が保険会社に漏洩するのを防ぐためだ。
  こういった中国の毎年二桁代の軍事費拡張に対し、アメリカのラムズフェルト国防長官は「中国を侵略しそうな周辺国はないにもかかわらず、一体、何故中国は軍事費を拡張しているのだ?」と牽制を投げかけ、アメリカ政府も人民元切り上げを要求した。こうなったら日本もいずれ中国か米国かどちらにつくのか?という選択を問われるだろう。一番ベストなのはどちらにつくこともなく主権国家を有する「大人の国」になることなのだが、、、。ともあれいずれ、紛争や資源略奪に疲れ果てた世界は、紳士の国の台頭を望むに違いない。日本もできるだけ早急に戦後の呪縛から脱皮しよう。


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