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和歌山のアユ生産者が築地を訪問しました [その他養殖魚(アユ)]

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 国内最大のアユの養殖産地である和歌山県のアユの生産者が築地市場を訪れました。
 何故?まだアユのシーズンには早いのですが、生産者が出荷前に販売してもらう東京築地市場の担当者の面々に「よろしくお願いします」のお願いをする為なんです。今シーズンの生産者の状況をしっかり伝えると共に、消費地の状況を把握する為の会合なのですが、昨今の厳しい消費事情の中で、生産者にとっては耳の痛い話ばかりが目立つようになっています。
 そうはいっても、生産者も「売れば売るほど赤字」というような状況が続けば倒産続出となりますので、懸命に販売努力をお願いしているところです。特に、昨シーズンは生産者にとって本当に厳しいシーズンでした。前出のように「売れば売るほど赤字」で生産者は非常に苦しかったと思います。
 ただ、アユはスーパーの売り場で「アジ」と一緒に販売される程、売り方が定まりません。淡水魚なのですから、それなりの売り方があるのでしょうが、バイヤーさんとしてもあまり意欲が無いのか、「アユ」としての売り場を作ることが出来ません。総菜売り場で塩焼にして販売しても良いのでしょうけれども、バイヤーはそこまで手をかけてくれませんし、一向に消費の裾野が広がりません。
 かといって、このまま状況が変わらなければアユ養殖業者はいなくなってしまいます。日本固有の食文化を形成する歴史的な魚でもあるアユですし、何とか消費を広がっていくことを願っています。というよりも、私共としても協力していかなければなりませんね。
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