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『活鰻相場下落で養殖業者間に不安広がる』 [本紙記事/速報]

活鰻相場がお盆を前に、下落している。今年は異常高の“シラスウナギ”を池入れしている関係上、こうした事態が起きて、養鰻業者間では先行き不安を募らせている。

先週末より、噂が出ていた大隅地区養まん漁協が6日、ヒネでオールサイズ500円/kg値下げ、愛知三河一色(新仔、ヒネ仔共)も5日、3,4Pで100円/kg、5Pで200円/kgの値下げを余儀無くされた。お盆を前倒しした“まさか”の値下げに、業界内は蜂の巣をつついたような騒ぎとなり、関係各社、驚きを隠せない。

「お客さんに、やっとこれまでの価格水準に馴れていただいた矢先なのに・・・」(流通筋)、「国産の値下げはインパクトが大きい。輸入ものも値下がれば別だが、商売の形がより取りずらくなっている」(商社)といった声も聞かれる。

それ以上に、懸念が高まっているのは養殖業者だ。今年のシラス価格はこれまでとは桁違いの200万円/kgを優に超える価格水準となるなかで、すでにお盆明けにも再度値下がるウワサも出ているほど、依然として先行きは不透明だ。

ある関係筋は言う。「懸念されるのは、とくに大隅地区の養鰻業者。大半が2月以降から、200万円/kgを優に超える高値のシラスを池入れしている。これからという時に、この値下げは大きな混乱を招きかねない」。

深刻なウナギ離れが業界を覆う中、今回の値下げによってどのような対応がなされるのか、動向を注意深く見守りたい。

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