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『スーパー高値を引きずる 厳しい丑商戦だった』〜うなぎのチラシ〜 [本紙記事/速報]

丑の日が過ぎて10日余り。各スーパーとも仕入れ高に災いされ“5月連休”の惨憺たる売れ行きを意識して?“丑の日”の販促への力の入れようは例年以上のものとなり、いずれのスーパーも積極的であった。

しかし、関係者の聞き取りだと、最も悪いとされた昨年を金額ベースで70〜100%。数量だと同50〜70%と期待を大きく裏切った。「今までの度を超す高値で消費者から見放された結果だ」と、流通業者は吐きすてるように言う。そうした中で、各スーパーは抱える在庫を少しでも?─残るお盆商戦に向け、新聞折り込みチラシは無論、各うなぎ蒲焼売り場を、丑商戦のままの大きなスペースで販売体制を敷いているところが多い。その半面、早々にあきらめて?通常の売り場スペースに戻すスーパーと二分されている感じだ。

本紙では、土、日曜日そして週明けにスーパーまわりしてみた。

◎サミット〈鷺宮店〉お店のうなぎ蒲焼売り場は常設の他、丑時と同様にワゴン販売も行っている。とくにワゴンでは“ウイークエンドサービス”として、宮崎産三年熟成八本木樽醤油使用炭焼長焼1尾1,380円、それに同うなぎ蒲焼串1,380円(いずれも山田水産)。常設の売り場は、真空パックトレーの鹿児島産うなぎ蒲焼1尾1,980円(薩摩川内うなぎ)、鹿児島産霧島湧水うなぎ長焼1尾1,980円(山田水産)。それに、真空パックのカット蒲焼1パック680円(中国産、奥浜名湖フーズ)、同1パック1,680円(国産、はいばら)。蒲焼のたれ(小)100円(中村醤油)。 

◎ライフ〈練馬中村北店〉新聞チラシで4、5日限り─愛知三河産活焼うなぎ大串1,080円─。売り場は通常スペースに戻った。その売り場にはトレーの愛知三河産うなぎ蒲焼串1串980円、2串2,160円。定番の真空パック愛知三河産健康な活焼うなぎ蒲焼1パック880円と同1,360円の二種。 

◎東武ストア〈練馬豊玉店〉新聞チラシに4日限り、鹿児島国産うなぎ蒲焼き1串1,180円、中国産うなぎ蒲焼1串680円─。鹿児島産うなぎ長焼1尾1,780円(おおさきうなぎ加工組合)、宮崎産三年熟成八本木樽醤油使用炭焼1串1,180円(山田水産)、愛知県産うなぎ蒲焼1尾1,880円(京丸うなぎ)、中国産うなぎ串680円。これに、定番の真空パックカット蒲焼980円(国産、大井川うなぎ販売)、同渓流うなぎ680円(中国産・奈良)、きもすい198円(大井川うなぎ販売)、蒲焼のたれ158円(ユタカフーズ)、ひつまぶしの素198円(ダイショー)。 

◎オオゼキ〈練馬店〉春先からの原料の値上がりで末端筋も同調し高値にあり、中国加工品も1串500円前後が多くを占めていたが、ここにきて400円台そしてついに399円登場だ。毎月7日はオオゼキの日。その特売品として中国産うなぎ蒲焼串を399円で!!。ワゴンセールで、それと共に愛知県産うなぎ蒲焼(京丸うなぎ)1,380円。一押し商品として鹿児島県産うなぎ長焼1,380円(薩摩川内うなぎ)、国産うなぎ長焼1,780円(アムニズ)が─。このほか定番の真空パック国産蒲焼999円(丸明)、同綱匠1,580円(フーズ・ユー)、蒲焼のたれ128円と198円(いずれも万城食品)。

 ◎コープとうきょう〈桜台店〉コープ鹿児島県大隅うなぎソフト蒲焼パック(大隅地区養まん漁協)1枚(70g)998円、2枚(140g)1,980円、コープ静岡県うなぎソフト蒲焼パック(大五通商)1枚(80g)1,280円、2枚(160g)2,560円、蒲焼のたれ198円(鈴勝)、さんしょう358円(12g、S&B)

◎西友〈練馬店〉丑の日以降も、常設のコーナー、そしてワゴンでの販売は変わらずに行っており、国産、中国産とも価格そのままとなっている。以下、中国産うなぎ串焼き497円“うなぎの極”(2串は994円、3串は1,491円)、中国産うなぎ長焼き997円“うなぎの極”、霧島湧水うなぎの肝540円国産(3串540円)。食の幸うなぎ長焼(大森淡水)1尾1,390円、同2尾2,780円、うなぎ長焼き[特大](大森淡水)1,970円、うなぎ串焼き1,150円(国産/丸天淡水魚)。この他、真空パックとして、うなぎ長焼き797円(台湾原料/京丸うなぎ)。ぼくめし797円、ハーブうなぎ997円(大森淡水)、うなぎひつまぶし九州産897円京丸のきもすい157円、うなぎのポリット(福岡県柳川・高橋商店)297円、若菜のうな重[弁当/ハーフ]788円。


▼また西友内にあるテナント『日本一』では丑の日から、うなぎ串(国産/四分一)1,490円から1,290円に値下げしている。 

◎OKストア〈鷺宮店〉折り込みチラシによると「鰻蒲焼新仔─80尾/10kgサイズ(1尾約125g)愛知(三河)産。1尾1,690円(税込1,774.50円)」─。新仔とは昨年暮れに池入れした一番仔(トビ)のすくすく育ったうなぎです。

◎サミット〈江戸川区役所前店〉広告の品だった霧島湧水うなぎプレミアム(山田水産)1尾1,680円が1,880円に値上がった一方、同じく広告の品だった中国産うなぎ蒲焼(小)1尾796円は498円に下がっている。中国産だけは全部売り切ってしまいたいという考えなのだろうか。また、真空パック宮崎産うなぎ白しょうゆ焼(山田水産)1尾1,480円が消え、代わりに中国産うなぎ蒲焼の串タイプ996円と、霧島湧水うなぎ1,880円が追加された。

◎イトーヨーカドー〈小岩店〉特設コーナーのアイテムは減っている。広告の品だった宮崎産うなぎ長蒲焼(中)1尾1,580円が、鹿児島産うなぎ長蒲焼(中)1,480円に。同じく宮崎産うなぎ蒲焼ハーフカット898円が鹿児島産うなぎ長蒲焼(小)1,280円に品替えされたほか、宮崎産うなぎ蒲焼新仔(横食)1,980円は鹿児島産うなぎ蒲焼串(小)1,000円となり、宮崎産は姿を消していた。そのほか、定番の棚に静岡産うなぎ蒲焼ハーフ1,180円が加わった。

◎ライフ〈鹿骨店〉 当初からアイテム数があまり多くなかったライフだが、丑の日が終わってからの需要を見込んだのか、広告の品で、三河産うなぎ1串1,080円、2串2,160円を展開。また、真空パックの三河産活焼うなぎ(小)880円も定番コーナーに加わっている。国産は三河産しか置いていないが、よほど三河産うなぎに強いこだわりがあるのだろうか。このほか、三河産活焼うなぎ長焼1尾が1,580円から1,780円に、三河産活焼うなぎ長焼ハーフカット680円が980円に値上げ(いずれも製造は(株)あつみ、販売はカネダ)。

◎いなげや〈江戸川春江店〉チラシに掲載されていた鹿児島産うなぎ霧島湧水の恵み(ひまわり食品(株))1,980円が、霧島湧水うなぎ1,580円に変更。湧水の恵みは前回の調査時、2尾入りも3,160円で並んでいたが、湧水うなぎの方は1尾入りのみ。ほか、中国産やわらかふっくらうなぎ串蒲焼1串580円、同2串1,000円などは変わっていなかった。

◎イオン〈西葛西店〉丑の日直前は特設コーナーで豊富なアイテムを展開していたイオンだが、丑の日以降はまた定番商品の陳列棚に戻った。鹿児島産うなぎ蒲焼1尾1,380円が1,750円に値上がりした一方、中国産うなぎ蒲焼切身は880円から798円に値下がり。また、同社のPBである「トップバリュグリーンアイ」の鹿児島産うなぎ蒲焼1,480円がなくなり、代わりに鹿児島産ハーフカット875円や、三河産ハーフカット875円など、小さいサイズを増やしている。全体的に規模を縮小しているようだが、丑の日が過ぎて大きいサイズのウナギを購入する客は少ないと見込んだようだ。

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