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台湾、今冬のシラスを輸出禁止!? 養鰻業者等輸出禁止叫ぶ 「11月から4月末」で行政に陳情 [本紙記事/速報]

 台湾のシラスうなぎ輸出が禁止になる—。これは、複数の関係者が口を揃えて語る。「各国において資源保護を前提とする天然資源を守る措置が講じられている。台湾は、ひところ周年養鰻の生産安定化(シラスを輸出して、クロコ輸入で調整する)と貿易の助長の見地と、日本側からの要望を踏まえて”シラスうなぎ”の解放を行政に求め、そして実現した。
 が、その後のシラスうなぎ需給は、解放によるリスクが大きくのしかかり、養鰻業者しいては加工業者の経営を一層おびやかす結果となっている。さらに、日本の生産界とのシラスうなぎ需給改善で話し合いを続けてきたものの、協力姿勢をいまだ得られていない。こうした中で、養鰻業者が業を煮やして資源の永続性と池入れの数量、価格安定のためにも、シラスうなぎの輸出を禁止してほしい旨を政府に陳情、それが激化してきている」という経緯で、養鰻業者を守ることから、政府は、どうもこの冬からシラスうなぎの輸出禁止へ向かい始めている。
 先月下旬に開かれた会合では、行政もオブザーバーとして加わり、すでに「全面禁止でなく時限立法によるその年の状況に即した11月から2月末日までとか11月から4月末とかの禁止期間を設ける線で、生産、流通サイドは一致している」(前出)。あとは、5月21日に開催される日華鰻魚貿易会議と、そのあとの日華鰻魚懇談会での日本側の考えを参考材料にして、具体化される筈。
 いずれにしても、日台生産界の行き違いによるねじれに端を発した問題がここまで複雑化してきており、その動向が懸念される。
[日本養殖新聞5月10日号・2面より]


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