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『初日は、海が荒れ殆ど採れず』〜台湾シラスウナギ漁始まる〜 [本紙記事/速報]


〜シラスウナギ主採捕地の隣の花蓮縣で
昨晩、突如マグニチュード6.3の地震!!〜

2014年度(平成26年度)の国内外のシラスウナギ漁は、先陣を切って台湾が昨晩からスタートした。言うまでもなく、台湾はこれまで日本のように解禁を含めた漁期が存在していなかった。が、しかし、ウナギに対する風当たりは周知の如く、国内外で三年後のワシントン条約や、日本国内の環境省版レッドリストにおいても絶滅危惧種に指定された他、今後は世界的に権威のあるIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストへの掲載が懸念されている。こうした背景の中で台湾政府も、ウナギ資源の保護、保全から、2014年度のシラスウナギ漁について“解禁日を設ける”ことで国際協力していく姿勢を明らかにしている。

その台湾のシラスウナギ漁が昨晩(12時〜)から始まった。とはいえ、漁を妨げる“地震”が昨晩現地時間8時頃、突如シラスウナギ採捕メッカ北部宜蘭縣の隣の花蓮縣で発生、それもマグニチュード6.3という大きなもので、現地の関係者は“出鼻をくじかれた”─と。2〜3日前頃から宜蘭縣の頭城から東港界わいで、なかでも鶯歌石方面で魚影がのぞかれ、期待感をもたれていた。

が、この大きな地震に見舞われた?ことで、海上が荒れ、海も汚れて漁に適さないのと、漁で手すきで採る漁師たちも「数匹しか…」(漁師3人の採捕したシラスウナギの魚体について、1人は5.8センチ、もう1人は6.0センチ、あとの1人は6.1センチだったという)という感触からか、船舶による出漁は「油代にもなりそうになく、今晩はやめ!」と断念する船舶が多かったと関係者はいう。すでに、南部屏東縣からのシラスウナギ船舶もたくさん到着しているが、初日としては“カラ振り”となったといえそうだ。

関係者は「闇の大潮が、この3日であり、それなりに期待した。が、突如の地震の影響は避けられなかったんではないか。聞けば、手すきの漁師で皆、5〜6匹程度。だから、船舶は出漁を見合わせたということは納得できる。手すきがそういう状況なので、シラスウナギはまだ海に沢山いない計算をしている。ただ、西海岸(雲林縣)で、1人の漁師が60匹採ったとか、宜蘭縣で100匹採った…の話が聞こえるが、定かでない。

いずれにしても、地震の影響がどうなるかは別として今晩から船舶も手すき、定置網が揃うだろう」─と語っている。

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