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国内シラスウナギ3631kg池入れ!(20日現在) 〜台湾、中国現地相場ジリ貧続く〜 [本紙記事/速報]



今晩(12時から)を期して、国内シラスウナギ採捕の最大産地の高知県と鹿児島県が解禁する。それを前に鹿児島県が18日、関係団体代表が集まりシラスウナギ価格調整会議を開催して、公定価格をkg当たり83万円(浜値80万円)に決めた。鹿児島県は資源保護を踏まえ漁期を20日間短縮の12月21日解禁の3月31日終漁としている(高知県は24日の再会合で決める)。

シラス表1220.jpg

これで主要採捕県が出揃ったうえに、来週後半からの好潮回りと、年末年始の闇の大潮に向けて業界の期待感は非常に強い。その一方、日本の状況を一番気にしているのが台湾であって中国。ここ数日は、台湾が1日当たり50〜70kg、中国が200kg強の採捕展開を続けるも、流通価格は日々何故か下げ続けてきている。とくに、昨日から今日は台湾現地でのシラスウナギが沢山採れたのではなく、在庫の放出?を契機に、それが中国に飛び火して、一応流通価格は1尾60〜65元(1元日本約3.51円)を付けているものの、中国現地は相対取引になっているようだ。

前日の終わり値が13元(1元日本約17.46円)を割ったとこまで把握できたものの、その後は相対となっている。台湾、中国合わせて6,500kg前後の採捕総量の中で、シラスウナギ業者の思惑が先行して展開してきた商戦も、いよいよ買い手市場になるのか見守りたい。
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鹿児島県は83万円!! 〜 シラスウナギ公定価格〜 [本紙記事/速報]



21日から解禁される鹿児島県のシラスウナギ漁を前に、18日開催された県シラスウナギ価格調整会議で、公定価格を83万円(浜値80万円)に決めた。県内水面漁連筋によると、この会議には、養鰻団体、シラスウナギ採捕組合そして県内水面漁連の代表ら一九名が参加、四年連続のシラスウナギ不漁の中で養鰻業者の経営安定を前提に話し合われた。結局のところ、すでに取引の始まっている宮崎県等
の価格も参考に前年同期の公定価格を約2割下回る価格83万円となったもの。

また、鹿児島県のシラスウナギ漁はすでに既報のように、資源保護を踏まえ、今シーズンは漁期を20日間短縮し、解禁日12月21日で、終漁を翌年3月31日としている。県内水面漁連の高崎会長は「これから国内のシラスウナギ漁が本格化していく。この価格帯は一定量採れればいけるもの。ただし、その中で漁次第によって、都度価格調整の会合を持って、その段階で納得がいくように話し合えばいい」としている。いずれにしても、高知県と共にシラスウナギ採捕の最大手県であり、価格面もそうだが、漁模様が大きく左右するだけに、しっかり見守っていきたい。
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新刊『にょろり旅・ザ・ファイナル 〜新種ウナギ発見へ、ロートル特殊部隊疾走す!〜』 [これはみたい一冊]



『三人のおっさんが世界的偉業を成し遂げた!?』—。

業界でお馴染みの東大大気海洋研の青山潤准教授が“ウナギ”を巡る珍道中を描いた『にょろり』シリーズ第三弾、「にょろり旅・ザ・ファイナル 〜新種ウナギ発見へ、ロートル特殊部隊疾走す!〜」(単行本・374頁・青山潤著・1680円[税込])がこのたび、講談社から発行された。

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『にょろり』シリーズ第1弾、“ウナギ全種採集”の挑戦&達成を描いた『アフリカにょろり旅』は発売直後から大きな話題を呼び、講談社エッセイ賞を獲得した。続編の『うなドン』も重版を重ね、今年7月に文庫化される人気で今回はその第3弾となる。

本書は、70年ぶりに19種目となるウナギの新種(アンギラ・ルゾネンシス種)の発見(2009年5月発表)という大偉業を成し遂げた、著者の青山潤氏ら東大の中年研究者二人と老年作家のトリオによる旅日記で、偉業達成までの汗と泥と、そして水牛の糞にまみれた、感動と爆笑の記録となっている。

“70年ぶりの新種ウナギ発見”という大偉業を肩肘張らずコミカルに描いた本書は、あたかも読者自身が“にょろり旅”に参加しているかのような錯覚に陥り、気づけばその魅力とドキドキ感にはまっている自分がいる。
<※青山氏のコメント入り書評は本紙2014年1月10日号に掲載>

[問い合わせ]
(株)講談社
〒112-8001
東京都文京区音羽2−12−21
販売部03−5395−3606






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